Picture Books絵本紹介

わすれもの (作:豊福まきこ) 

わすれもの

公園のベンチに置いてきぼりにされてしまった「ひつじのぬいぐるみ」くんは、カラスにつつかれても、地面に転げ落ちても、雨に打たれても、自分ではどうすることも出来ません。寂しくても、心細くても、持ち主(ミナちゃん)が来てくれるのを信じて待ち続けます。

その姿は、まるで迷子の子供が「お母さんは必ず迎えに来てくれる」と信じている姿のように感じました。幼い子供は、ただ純粋に親の言うことを信じてくれます。親として「我が子を不安にさせないよう頑張らなくっちゃ!」と感じた絵本でした。