「第11回子どもノンフィクション文学賞（2020年）」小学生の部で大賞を受賞した小学３年生（当時）の前田海音さんの作文が絵本になりました。小さい時から入院を繰り返していた彼女が、縦約２ｍ、幅約１ｍしかない病院のベッドの上の「世界」で過ごした闘病の日々の体験とさまざまな想いがつまっています。

日々感じている不安感や孤独感、家族への申し訳なさ、想いを馳せる学校の風景、病院での検査や診察、薬や食事など、小学校３年生が語る言葉は、一つ一つリアルで重みがあり、悲しみだけでなく前向きな心がまっすぐに伝わってきます。
読んでみてほしい絵本です。感動しました。泣きました。