セーターになりたかった毛糸玉 (作・絵:津田 直美)
タイトル通り、セーターになりたかった毛糸玉のお話です。
おばあさんが10個の赤い毛糸玉を買って、セーターを編みはじめます。ところが1個毛糸玉を残してセーターが編み上がってしまい、余ってしまった最後の1玉。どうしてもセーターになりたかったのに、結局、なれたのは手袋・・・その後も紆余曲折が続きます。
自分の中にもっている「希望」と目の前の「現実」。このお話のラストは、与えられた運命やさまざま変化する状況を受容していれば、いつか夢は叶う・・・と捉えるべきなのでしょうか?
うちの子は、嬉しそうに喜んでいましたが、私は考えてしまいました。字も小さく、結構長めの文章からみても、作者は、大人に向けて書いたのかもしれませんね。
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