大好きなおじいちゃんを、心臓発作で突然亡くしたエリックのもとへ、お化けになったおじいちゃんが現れます。「お化けの本」を調べてみたら「この世に忘れ物があると、人はお化けになる」と。お化けになったおじいちゃんと孫のエリックが、毎晩二人でいろんな場所に行ったり思い出話をいっぱいしたりしながらおじいちゃんの『忘れ物』を探しに行くお話です。

題名に「おばけ」って入っていますが、全然怖くないですよ。むしろお化けになったおじいちゃんが、とてもキュートで、ユーモアにあふれています。絵もきれいなタッチです。

この絵本を読むと「死んだ後の世界」も「お化け」ですらも怖くないし、ずっと近いものに感じられます。
ディズニー映画「リメンバーミー」にも通じるお話しだと思います。デンマークの絵本です。